比良のレディスマントル
2025/05/12
比良のレディスマントル
OHCハーブ畑のハーブをご紹介。今回は神秘的なハーブ・レディスマントル
レディスマントルというハーブはご存知ですか?
バラ科で和名はハゴロモグサともいいます。
写真を見ていただくとわかるように、葉の淵には芸術的な繊細な切れ込みあり、お皿のような形をして、天に向かって葉を広げます。まるで天から降ってくる贈り物を受け止めようとしているみたい。
この葉に現れる朝露が実に神秘的なんです。
早朝にはギザギザの葉の先端に一つずつ水滴がついています。
それが時間がたつとこれが集まって、葉の付け根で大きな水滴になります。
湿度が高い日は午後でもこの水滴は残っていますが、たいていは蒸発して昼頃には跡形もなくなってしまいます。
中世の錬金術師はこの雫を「天の水」と名付け、この雫に特別な力を感じ取り、早朝日の出とともに集めたといわれています。
このように錬金術師(Alchemist)がこの植物に対して愛情をもっていたことが学名の「Alchemilla」からもわかりますね。
このハーブは名前に「レディス」と付くことから想像できるように、女性のための薬草として古くから使われてきました。
卵巣機能低下、不規則月経、流産傾向、更年期障害などにレディスマントルを茶剤やチンキ剤として利用するのがお勧めです。
スキンケアに利用しても優秀で、収れん作用と浄化作用に特に優れているとされており、浸出液やチンキ剤を利用したローションは、毛穴の大きい、肌理の粗い肌やそばかすのケアに有効とされています。
私は2006年にドイツで出会ってから、このハーブを外用・内用ともに利用していますが、ずっと海外のオーガニックのものを取り寄せてました。
今年は苗を取り寄せ、比良での栽培もスタート。
まだまだ収穫量は少ないので、海外からの取り寄せは続くと思いますが、いつか国産(滋賀産)レディスマントルを商品やセラピーで使える日を夢見て、栽培に励みたいと思います。


