こだわりの国産ハーブ

私たちOrganic Herb Centerは、滋賀県大津市の比良山系の麓、琵琶湖のほとりにある畑で、国産のハーブの栽培にこだわっています。この地域は、比良山系からのきれいな水、清らかな空気、豊かな土壌、そして適度な湿度と温暖な気候を兼ね備えており、ハーブ栽培に理想的な環境を提供しています。私たちは、この自然豊かな地で化学肥料や合成農薬を一切使用せず、自然の力だけで豊かな味わいと香り高いハーブを育てています。

国産ハーブを栽培する際の難しさは、気候と土壌の適応性、病害虫の管理、栽培技術の習得、季節変動への対応、市場へのアクセスと需要など、多岐にわたります。これに加えて、市場の9割が洋ハーブで占められている現状は、国産ハーブの栽培者にとって更なる課題を提起します。市場が洋ハーブに支配されているため、国産ハーブはこれらの確立された製品との競争、輸入品との価格競争、消費者の嗜好に対応する必要があります。また、国産ハーブ専用の供給チェーンや流通網を確立することも挑戦的です。

これらの課題に対処するには、国産ハーブの品質と特性を強調し、消費者の意識を高めるための効果的なマーケティング戦略が必要です。地元の気候や土壌に適したハーブの選定、独自性を活かした製品開発、地元食文化への組み込みによって、新しい市場ニッチを開拓することが求められます。適切な研究と計画を行い、栽培方法の習得、病害虫対策を実施することで、国産ハーブの栽培は成功へと導かれる可能性があります。

私たちOrganic Herb Centerは、国産ハーブの栽培と利用に積極的に挑戦しています。

ラベンダー、カモミール、ミント、ローズマリー・・・など、ハーブとして認知度の高い海外産のハーブは日本の気候や土壌に適応し、日本でもうまく育つことがわかっています。
これらのハーブを国内で栽培し、輸入に頼っている現状を国産ハーブに切り替えていくことに注力しています。

このアプローチにより、地域特有の風味や利点を持つ国産ハーブを開発し、日本の食文化や生活様式に新たな彩りを加えることを目指しています。また輸送にかかる二酸化炭素の排出量を減少させたり、国内の耕作放棄地の活用につながる可能性もあり、この取り組みはOrganic herb centerのSDGsの取り組みでもあります。地域の方から協力を得られる形を模索しながら取り組んでいきたいと思います。

Organic Herb Centerの目標は、持続可能なスタイルで国産ハーブが日本各地で栽培され、日常生活の中で広く利用されるようにすることです。
国産ハーブの普及を通じて、日本の伝統と革新が融合した独特のハーブ文化を育て、国内外での評価を高めていくことに期待しています。

私たちOrganic Herb Centerが、国産ハーブにこだわる理由は、私たちの日常生活に直接関わるいくつかの身近なメリットから来ています。まず、国産ハーブは新鮮で、そのため味が良く栄養価が高いです。地元で育てられるので、海外から運ばれるハーブよりも環境に優しいですし、自分たちの地域で育ったハーブを使うことは、自分たちの文化や伝統に誇りを持つことにもつながります。

国産ハーブは、農薬や化学肥料を少なくすることができるので、より安全な食品として選ぶことができます。これらのハーブを料理や健康食品など、日常の生活に取り入れることで、健康に良い選択をすることができます。さらに、地元で育てられたハーブを使うことで、地域の自然と調和し、持続可能な生活を実践する一助となればと思っております。

国産ハーブにこだわることは、結局のところ、私たちの健康、環境、地域社会に良い影響を与える選択と考えています。

自分たちの生活環境を守り、健康に気を配りながら、地域の経済を支え、文化を豊かにするという、身近で実践的な方法なのです。このように、国産ハーブへのこだわりは、単なる選択以上のものであり、より良い生活への一歩となるのです。