合同会社Organic herb center

小さな小さなラボで作るこだわりのハーブ化粧品

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たかが化粧品、されど化粧品

たかが化粧品、されど化粧品

2024/08/21

私は今、小さな小さな製造所で化粧品を作る仕事をしている。
おそらく日本で一番小さな化粧品製造所だろう。
日本一大きな湖・琵琶湖のほとりにある日本一小さな製造所。

 

ここで生まれる化粧品は工業製品ではない。
人の手で作られる化粧品だ。
一反ほどの小さな畑で化粧品製造に使用するハーブを無農薬・無化学肥料・除草剤不使用で栽培し、加工する。
スタッフ数名で農作業と製造に勤しむ日々。
作業の合間にはマザーレイク・琵琶湖の壮大な景色に癒されている。

 

私は20代の頃、外資系ブランドの高級エステティックサロンで働いていた。
そのブランドの化粧品は美しいモデルを起用した広告で販売されており、最新の有効成分にスタイリッシュな容器。モデルの視覚的な効果もあって使用時の気分もいい。効果の期待も膨らむ。
エステティックサロンのお客様も、その化粧品を使った施術を受けることにステイタスを感じているだろう。ゴージャスで魅力的な化粧品だ。

一方、私が作る化粧品はそれとは全く違う。
イチゴ農家が自分たちが育てたイチゴでジャムを作るように、私は自分で育てたラベンダーやローズマリーで化粧品を作る。
最新の有効成分は入れない。有効成分はハーブ由来の成分のみ。

まるでお花畑や森林を感じさせる自然な芳香や、穏やかにお肌に作用する植物自身が創り出すフィトケミカルは、高度な技術とは無縁で素朴でシンプル、まさにハーブそのものだ。


このシンプルで素朴な化粧品を、ある人はチープだと感じるだろう。ある人は効果を疑うかもしれない。
でもこれは料理で例えると、ミシュラン三つ星の高級レストランの料理と母親が作る家庭料理を比較するようなもの。
提供する側も受ける側も、目的と得られるものが全く違う。

私はまるで工芸品を作るように一つの化粧品を丁寧に作り上げる。
私は商品を提供していると思っていない。
私は化粧品を通じて「信じて繋がる」体験を提供したい。
そしてお肌だけでなく心までも整う化粧品を目指している。

朝晩、化粧品を使う。
ただそれだけのことなのに、様々な人の顔や風景が浮かぶ化粧品

「生産農家さんを信じて繋がる
製造者を信じて繋がる
植物を信じて繋がる
自分は誰かと繋がっている」

これらを体感できる化粧品を作り続ける。
それが今の私が未来のためにできること。
化粧品という日常の当たり前になっているものから、小さな気付きや感動、発見、ぬくもりを発信し続けたい。

 

#未来のためにできること

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